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レース結果
フル☆ハウスカップタイトル
2001年12月16日(日)
鹿児島県出水市高川ダム特設会場
参加者全員集合!!!
 昨年と同様、前日の午前中まで天気がぐずつき、当日の天候が気になりましたが、レース当日は快晴とは言えないものの、降水確率0%の絶好のレース日和。
 ただ、コースの方は半マディー状態。1時間も走れば充分掘られるのが予想される状態でした。

 そんな中、150分エンデューロに集まったのは、鹿児島県内外合わせて39名。うち5名は女性ライダーでした。
 9時30分のスタートで真っ先に飛び出していったのは、今年もやってきましたKTM軍団。その中で一番気を吐いていたのがKTM250EXCを駆る#20大楽竜也選手(15歳)若さに物を言わせて前半はトップで周回を重ねていきます。
 この竜也選手、昨年優勝の大楽利之選手の長男なのです。今年は利之選手が仕事のため、奥さま、そして長男・次男がこのエンデューロに出場してくれました。

 さてコースの方ですが、予想通りマディ状態になっていきます。
 元々は水の中に沈んでいるコース。2〜3カ月で完全に乾くはずもなく、おまけに山からの湧き水でコースはすぐにヌタヌタに。
 スタート20分後にはいきなりのショートカット!泥がリアタイヤに絡まりまったく動けないライダーが続出し、林道を迂回して戻るコースに変更。
 このショートカットは全く予想していなかっただけに、林道脇に駐車していた車の方には迷惑をかけました。なんせ、この林道も湧き水が流れているものですから、マシンが跳ね上げた泥水が車にバンバンかかっていくのです。
 もう終わる頃には、洗車代を出さなきゃ申し訳ないような汚れ方。ご迷惑をおかけしました。

 そして、もうひとつショートカットしたのは、ウッズへの入り口。
 昨年、この入り口で捕まるライダーが多く、かなり広げて入りやすくしたのですが、やはり土の固まりが遅く1時間もしないうちに登れないライダーが続出。本当はもう少し苦しめて(笑)あげたかったのですが、スタッフの判断でショートカット。
 おかげで、最終的に昨年より距離は長いのに、周回数はかなり上回りました。

 レースの方は、 KTM250EXCを駆る#162新地修一選手がベテランの味を見せてリードしていきます。#33の水谷選手、#14の山崎選手が後を追いますが、新地選手の安定した走りになかなか追いつくことができません。
 結局、このままの順位でゴールを迎えます。4位の#20大楽竜也選手、5位の#19大楽誠也選手の兄弟も後半追い上げましたが、あと一歩届かずタイムアップ。
 終わってみれば、上位10位以内にKTMマシンが6台も入賞し、KTMのエンデューロでの強さを見せつけられたレースでもありました。

 このレース、女性ライダーも多く出場してもらいました。
 #23有村選手は女性トップの14位。#2和田選手、#34鳥越選手、#61大楽選手、#16緒方選手の女性ライダーの皆さん、本当にお疲れさまでした。
 レース後の涙は、レースを開催して良かったなぁと思える瞬間でもありました。
 これに懲りずにまた来年も出場してください。

 さて、休憩をはさんで午後からは『素人スプリント』が開催されました。
 小学生と超初心者を対象としたこのレース、参加台数が集まらずレース中止かと思われたのですが、#29西健太郎選手の母親である#111西美代子選手が13年ぶりのライディングで出場。
 オフロードを初めて走った美代子選手、ジャンプで足が離れて「スーパーマン」もどきになったりと、大いにギャラリーを湧かせてくれました。

 レースの方は、マシンの差もあり#29西健太郎選手が終始リード。#21の大楽裕也選手も1周目の転倒後追い上げをかけますが、あと一歩届かずゴールになりました。

 素人スプリントで盛り上がった後は、最後の競技『チーム対抗レース』です。
 エンデューロ出場の選手のなかでチームを作ってもらい、80ccマシンを使ってリレーしていくこの競技、昨年はエンデューロのあまりのきつさに中止となったこのレースですが、疲れた体にも関わらず、今年は5チームが参加しました。

 スタートはルマン式。たった5m程走るだけなのですが、疲れた体には応えたようです。マシンに乗る前からへばった選手もいるとかいないとか・・・。
 レースの方は、体力が有り余っている選手が多いらしく「To FLEX」が終始リード。その後方を他チームも追いかけますが、なかなか追いつけません。
 我がフル☆ハウスも参加しました。しかし、地元の意地を見せることなく3位でゴール。悔しがっていた選手もいたようです。

 途中、曇りはしたものの雨は全く降ることもなく、気持ちよく表彰式を行う事ができました。
 大会スポンサー様の御厚意で、多くの賞品が選手の手へ渡り、表彰式後のジャンケン大会も人気の商品が多く、大変な盛り上がりをみせました。

 レース直前になってダムの水位が上がり、開催も危ぶまれた時期もありましたが、こうやって無事レースを終えることができて、大変うれしく思っています。
 来年も開催の予定です。今回以上の難しいレイアウトと賞品を用意していますので、今回参加されなかった皆さん、ぜひの参加をお願いします。

 追記ですが、今回も『地域興しモトクロス』と言うことでテレビニュースに流していただきました。
 また新聞社の方も2社取材に来ていただき、地域欄で紹介していただきました。
 あわせて、地元ラジオ局の番組内でもこのレースのことを宣伝していただき、大変ありがたく思っています。

 バイク(モトクロス)の楽しさを理解される方が、毎年一人でも増えるようにと願いつつ、来年のレースへの準備を始める『レーシングチームフル☆ハウス』なのでありました。

皆さん、本当にありがとうございました。

(記)西「うめ」和博

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