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レース結果
フル☆ハウスカップタイトル
2000年12月17日(日)
鹿児島県出水市高川ダム特設会場
参加者全員集合!!!
 前日の昼過ぎまで晴れていた空が、夕方になると今にも泣き出しそうな天気に。夜になってついに雨が降ってきました。今だけの雨であってくれと祈ったのですが、願いは通じずそのまま朝方まで降り続けました。
 しかし、クラブ員がコースに集まる頃は雨もやみ始め、開会式が始まる頃には晴れ間ものぞき始めました。コースの方は雨のせいで超マッド。しかもテーブルトップのアプローチのところは、水たまりというより池状態。とりあえず水ははかせたものの、すぐ乾くわけもなくグチャグチャの状態でした。
 そんな中、県内外から参加者が集まり「第4回フル☆ハウスカップモトクロス大会」がスタートしました。
 午前10時スタートの「120分耐久レース」には34台がエントリー。エンデューロ好きが多いKTM軍団をはじめ、様々なマシンが一斉にコースへ飛び出していきました。
 コースの方は超・超・超マッド。その上にウッズセクションへの入り口はバイク1台がやっと通れる狭さと急な上り坂。予想通り渋滞となったのですが、その中をいともなげに走っていくKTM軍団にはスゴイのひとこと。この入り口でつかまり、1時間が経過してもまだ1周もできない人もいました。
 コースは時間が経つにつれ、次第にわだちが深くなり市販車ではステップがつかえてしまう程。別のラインを行こうとするとマッドに捕まりそこでスタック。次第にコース上に寝そべるマシンと人の姿が多くなっていきました。
 そんな中、1人ハイペースで飛ばしていたのが、KTMを駆る#18大楽利之選手。元IBの実力を見せつけられる走りでした。
 ジーパン姿にオンロードヘルメットで出場した、アメリカ人の#0ダン・デージー選手も、みんながスタックする中、体格を生かした走りで快調に飛ばしていきます。
 とにかくコースの状態が良くなく、後半になってくるとオフィシャルの判断でショートカットがあちらこちらで行われ、ゴールの時点では最初のコースの1/3はカットされたんじゃないでしょうか。
 とにかく2時間走りきった選手はマディで泥んこ、川渡りでびしょぬれの体になっていました。皆さんお疲れさまでした。
 昼休みは「モトクロス無料体験試乗会」を企画していたのですが、午前中のみんなの走りに恐れをなしたのか、はたまた汚れるのを避けたかったのか希望者は誰もいませんでした。
 午後からは「ちびっ子スプリント」「スプリントオープン」「地区対抗レース」が予定されていたのですが「ちびっ子スプリント」以外は希望者無し。申込みの時点では半数の選手が出場を希望していたのですが、午前中のエンデューロで力を全て出し尽くしたらしく、キャンセル続出で中止となりました。
 「ちびっ子スプリント」は女性を含めた5台がエントリー。本コースの方もかなり荒れていて、ショートカットした形でレースがスタートしました。
 スタートから独走態勢に入ったのが、地元チームの#3西健太郎選手。コースを知っているということもあり、どんどん周回遅れを出していきます。それを追いかけるのは、日頃トライアルマシンで練習している、元IAトライアルライダーの長男#7大田裕一トライアルで鍛えたテクニックで、マディもなんのそのと駆け抜けていきます。
 2種目がキャンセルになったため、予定よりかなり早く表彰式を行うことになりました。
 協賛していただいた皆さまから、いろいろな商品を提供していただいたおかげで、参加者全員に商品が回り、笑顔で大会を終えることができました。
 今回は、会場になったダムの水位が例年より高く、コース変更を余儀なくさせられたりと波乱含みの大会の開催でしたが、広報活動のおかげでギャラリーもたくさん来ていただき、またテレビの取材や新聞の取材など「モトクロスで地域おこし」というタイトルで紹介していただきました。次回も今回以上に盛り上がった大会にしたいと思います。ただ天候だけはどうにもなりませんけどね(笑)

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