見栄をはりたがる人

2001/11/6
 私の知り合いに見栄をはりたがる人がいる。その人は仕事関係の人で十くらい年下の男の人である。
 その人曰く、負けず嫌いだと自分の事を言っているが、要は見栄をはっているだけなのだと思うことがいくつもあった。

 同僚に二十三歳の男の子がいるのだが、その子が小学生の時の友達の話をしてくれた。
 友達で当時流行っていたファミコンのソフトの話で、盛り上がっていたとき、ある友達の男の子が「最新のソフトをもっている」と言ったので、ある日その男の子の家に友達といったらしい。そしたら、そんな新しいソフトは持っていなかったことがわかって、その男の子はうそつきよばわりされてしまったと。

 よく、物や自分の名声、お金などを自慢したがる人がいるが、ついついエスカレートしてしまって、うそや誇張した言い方になってしまい後戻りできない人もいます。まだ、聞くほうが知らない事なら話だけで、信じることも出来ますが、いろんな知識やその人をよく知ってる人だと、その話は大げさだとか、その話は絶対うそだとかばれてしまうものだと思う。これも一種の寂しがりやが生んだことなのでは?と思ってしまう。

 皆から羨望のまなざしで見られたい。尊敬されたい。一番でいたい。皆から構ってもらいたい。そういう気持ちから、ありもしないことや、自慢などを言ってしまうのだろう。
 それが、聞く人にとっては苦痛でたまらなく、相手にしたくもなくなり、かえってその人から遠ざかっていってしまうんじゃないかな。みんなに注目されていたいのに、みんなに相手にされたいのに、そのみんなはどんどん遠のいていく。相手にされなくなる。
 自分のことをとても悪く言ったり、謙遜した言い方をする人は、すごくかしこく見える。なぜって、聞いた人は必ず「そんな冗談を、あなたはそんな人じゃない!」てついつい言わせてしまうもの。その通りなんて言う人は絶対いないもの。
 悪い事に自慢する人って自分では気がつかないのよね。私もそんな事は言わないよう気をつけよう。聞くほうも過敏に反応してしまってもダメだけどね。

 それとマシンガントークの女の人。聞き手である私が入り込む間もないくらい、ずーっと話しを進めてしまう人。あるとき、誰か忘れてしまいましたが、ずーっと話しをされっぱなしで、言いたい事があったのに、話題がどんどん変わってしまい、私が言おうとしたことを忘れてしまったことがあります。なんだか、のどにあめが詰まったようなへんな気持ちになり、なんか疲れてしまいました。人と人との話って、すこし間をおいてくれないかなって思う。早口でもいいけど、間がなさすぎるってのは聞いててとても疲れる。
 先日、偶然高校時代の友達にあった時に言われた。「みよ!なんか声が低くなったんじゃない?」1年ぶりくらい前に喋った同級生だったが、まわりに人がたくさんいたし、さすがに場所をわきまえないとと思って普通に話をしただけなのに。外だったら、もっとキーが高いよ!
     人のフリ見てわがフリ直せ!
 私も気をつけようと思う。知らない間に人を傷つけてしまわぬように。なんでも、ほどほどが一番。気にしてばかりだと胃に穴があくぞ。と、思う。
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