バイクで事故った!

2001/10/14
 昨日の話にも出ましたが、就職したての頃半年くらいバイクで通勤していました。
 かねてから朝もギリギリに行く私。実家から職場まで行く時には、信号のない裏道の田んぼや人家のそばをバイクで通っていくのですが、実家から少し走った道は車一台くらいしか通らない狭い道路でした。
 決して一方通行ではなかったのですが、皆譲り合いながら道を行き来していました。車の通りもその辺の住民くらいなものだったので。
 私は見通しの悪いカーブを曲がったとき、一台のタクシーがちょうど止まり、客に呼ばれたか客が乗ってて停めたのかとにかく停まりました。私は左から抜けようとしたその時、タクシーの左のドアがちょうど開いたのに私の右腕が当たってバイクの前のかごが曲がり、左の田んぼの土手から転げ落ちそうになるのを左足で必死に食い止めました。
 仕事の時間が遅くなると思った私は、「だいじょうぶですから。」と言うとさっさと職場に向かいました。会社に行ってからだんだんと当たった右腕が痛くなりましたが、もとが丈夫な体なので、ただの打ち身と思いシップで冷やすこともなくそのまま放っておいたら2〜3日で痛みはひきました。蒼あざはできてましたけどね。
 怪我してもかわいくカットバンとか貼るのはその時だけなんだよな。ほったらかし。だから、縫うような怪我じゃなかったら結構薬も塗らずにほったらかしなんだよな。
 今考えると若かったな。傷あともそんなに目立たなかったのに。今じゃ、シミになったりする。やっぱ年にはかなわないか。タクシーの運転手さんはラッキーだったろうな。ごねる人ならすごーくごねて金でも損害でも請求したかも。
 でも、世間ではタクシーと事故ると大変らしいと聞いたことがある。タクシーからやられても、やられた人よりタクシーの補償なんどが多くてかえってやられ損になるらしいと。

 次に事故ったのが、仕事帰り、今度はちゃんとした車の多い通りを実家へ帰る途中、実家の前の通りは大通りから少し入った通りで夜ともなるとそんなに車の通りは多くなかったのだが、あと三分もかからないというとき、その通りの途中に一軒のガソリンスタンドがある。
 街灯が少ないので余計にオレンジの明かりがまぶしかったのとそこだけは昼間のように明るかったので、つい走りながらその光を見てしまっていたら、バキッと音がして何事かと停まったら。それは軽のハコバンと私のバイクの右についていたミラーがぶつかって私のミラーだけが割れて折れてあとかたもなくなっていました。
 ドライバーのおじさんはびっくりした様子で私に「だいじょうぶ?」と聞いてきましたが、私は「ミラーが・・・」と答えました。
 すると、隣町に知り合いのバイク屋さんがあるからミラーを替えに行こうと言って、バイクを積んだのか、私が後ろからバイクでついていったのか覚えてないけど、バイク屋さんで、ミラーだけ替えてもらったことがありました。
 私の体はすれすれで車にかすっただけなので、タクシーの時とすると本当に間一髪状態でした。そのとき、初めて天国の父に感謝しましたね。守ってくれたからだと。それに私がガソリンスタンドの明かりに気をとられて道の中央まできてたんだと思うので、完璧私が悪いのに。おじさんごめんね。けど、私の体はどうにもなってなかったから、許してね。
 それ以来、バイクの事故には遭ってませんが、バイクはスピードが出るわりに小さいので、車からすると自転車扱いのようです。
 私がアコードワゴンに乗ってたときには、女が運転しているからとスグ割り込まれたりしていましたが、ダンクに変わったら余計ひどくなりました。山道の大きな道路でセドリックを追い越そうとしたら、必死になって追い越させないやつ。くやしかった。でも、追い越した。
 本当に軽だと、女だと思って馬鹿にしすぎる。小さいのは遅いと思うな!私も反対に軽になったらやはり制止する距離がかかるような気がするので、気をつけようと思う。カーブも軽は横にふられるから。
 バイクの話に戻り、その後寒い冬がきたらやはりバイクは乗らなくなってしまった。だが、当時高校3年だった妹がちゃっかり免許とって私のバイクを自分の物にしてしまっていた。そしてチャリンコの通学許可シールをはいでバイクに貼ってバイクで通学までする、見た目は優等生のやることは私より大胆な妹です。
 私は外見と先生に文句を言うので、いつも妹と比べられていましたが、ここで公言いたします。私より、すごいのは妹だと。
 やっぱり大人になって初めてわかりました。これが要領がいい悪いなんだなと。優等生だと目立たないもん。つくづく素直で正直は損なんだと思ったね。
 世の先生方、先生の言うことを聞く子は決して素直で正直ではありません!本当に子供はそう思ってるんだろうかと世の子供に対して思ってしまった。一方で、私は社会人になってから、素直で正直になっちゃいけないんだと思うようになった。よく言うよね。正直者が馬鹿をみる。
 おっと横道にそれてしまいました。バイクとの縁はうめと知り合う22歳から復活するのです。もし、うめと知り合わなければ、勢いで二輪の免許は取らなかったでしょう。今では、ペーパーライダーですが。
 当時、勤務先の支店長がニコニコしながら言ったんです。「ちょうど、あ○こに振動がきて気持ちいいんじゃないの?」と。この支店長はにこにこエッチなことをいう支店長でしたが、変にセクハラっぽく感じないいい支店長なのです。歴代の支店長の中で一番よかった支店長でしたね。だけど、振動が当たって気持ちいい?かな。人間の体ってそんなに単純じゃないと私は思う。では、また。
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