私には出来ない子育ての仕方

2001/10/11
 独身時代勤めていた職場での話です。
 某歯科医の若奥さんが電話を貸してほしいと言われるので、カウンターに電話機を乗せました。その奥さんはどこかに電話をしたようですが、内容から自宅と思えました。よくは聞いてなかったのですが、その言葉にびっくりしてしまいました。
 「・・・・お母さんが家に戻るのと、○○くんが着替えるのとどっちが早いか競争だぁ!」
 競争だぁ!はないだろって感じで、私たちは「ぷっ」と吹き出したくなるのを必死にこらえていました。やはり、テンションが高くないといけないのかな?幼稚園の先生や保育園の保母さんのように、ふるまわなければ良い子育てとは言わないのかな?その奥さんの人目をはばからない言葉に子供への愛情を感じた。
 私には多分そんな言葉は出て来ないだろうと思っていたのだが、そのとおりだった。
 健太郎は甘えん坊ですぐ泣いてだっこをせがんでいたので、私は腕が痛くなるくらい結構だっこしていることが多かった。だが、子供にずっと話し掛けるほどまめではなかった。意外と喋ることはニガテなんですね。だから、お母さんたちで、よく喋るのを見てるとビックリしてしまいます。やはり専業主婦の方が多いと思った。
 小学校に息子が入って初めて他のお母さんたちとの会合があったのですが、先生よりも上ってカンジで昔の「先生におまかせします」の絶対的信用を今は持たなくなったのか、持てないと思っているのか、学校を運営しているのはPTAとの組織図にもビックリだったな。
 子供の口答えに反論する私はとても疲れる。けんかは頭の運動にいいかもしれない。自分の考えを言うし。でも、私はニガテです。
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