おやじ恐怖症

2001/08/25
 私はオヤジが嫌いだ。
 父親は39歳の若さで病死したので、やさしい父親の印象しかありません。母が夫婦げんかはしたことがなかったというくらい亭主関白で頼りがいのある父親だったらしい。
 私の記憶にももめたり、けんかしていた両親の記憶がありません。母はとても厳しかったのですが、父はとてもかわいがってくれてたように思います。ですが、母いわく「子供にあまり世話をしてくれなかったよ」と。なかなか昔の父親は子育ては母親にさせてばかりいたのでしょうが。
 私が7歳、妹が5歳の時、8月15日の終戦記念日に亡くなりました。それから4ヵ月後のある日、祖父が風呂場で倒れそのまま帰らぬ人となってしまいました。祖母はそれから2年後に病死してしまいました。次から次へと不幸が続いて母も黄疸がでて1ヶ月ほど入院した記憶があります。
 私たち家族が女ばかり3人での生活になったので、男というものが、なんとなく違和感として、頭の中にありました。特にオジサンと呼ばれる人たちがとても、イヤに思うのです。
 小さい頃親戚の叔父から、よくすりすりとほっぺたに顔をつけられたりしましたが、ちくちくとしたそのひげ面にとても不快感を持ったことがあります。それ以来、男、特におじさんは苦手に思うようになりました。
 あとどうしても自分で気がつくことがありました。それは20歳ぐらいの時、郵便局につとめている知人の開襟シャツから見えている胸毛を見たとき、つい、気分が悪くなってしまいました。その人は当時、まだ20代半ばの若い人でしたが、私は体毛に弱いんだと自分で気がついてしまいました。
 わたし自身もどちらかと言えば、濃い方だと思うのですが、やはり、女と男と違うと思う。でも、私が腋毛ぼうぼうだったり、すね毛や、鼻毛なんかがでてたら、男の人だって、不快に思うと思うので、人に言えないかもしれません。でも、私の方は無駄毛の処理をすればいいのでしょうが、男の人の胸毛なんか本当に自然に生えてしまった事なので、どうしようもないと思います。
 渦がまいてそうな腕の毛なんかも見ただけで寒気がしてしまう。今はほとんどありませんが。やっぱり子供の頃にうけた些細な事が大人になってからもトラウマのようになってしまうのでしょうね。ひげ面でちくちくさせられた、それだけで。
 それと、もの心つく頃から父親や男の兄弟がいなかったせいで、異様に敏感になってしまいました。体毛の濃い方ごめんなさい。うめさんはまあまあ濃いほうです。胸毛は昔はほとんどなかったので、気にもしませんでした。今は少しありますが、気にはなりません。でもでも、1つだけどうしてもお願いがあるのです。なんで顔ひげを生やすの?お願いだからやめてください。
 わたしはどうしても顔ひげが苦手なのです。それと我が家に生まれた健太郎。わたしのはじめての男の子。生まれたときから、ちんちんがついているのが珍しくて、ついつい見てましたね、オムツ替えたりするとき。いっしょにお風呂に入るとき。健太郎はエロだ!と私に言うのですが、めずらしいのでついつい目がいきます。今からどんな大人になっていくのかな。
 ウメさま。あなたはどんなおやじになっていくのでしょうか。今でもおやじなのかもしれませんが。わたしもオバサンになりましたが、いつまでも、気持ちは若く、腹に神経をそそぎつつ、毎日をすごしましょう。
 今日は本当に体毛の濃い男性には失礼なことを書いてしまいました。謹んでお詫び申し上げます。
 それと、やたらと肩やらさわってくるオヤジ!気持ち悪い!今日も取引先のメーカーのおやじから肩をさわられた。同じ会社の人ならば足蹴りくらわすところでしたが、わざわざなれなれしく肩なんかつかむな!だから気持ち悪くなってしまうんだよ。おじさんに限ってそういうエロ剥き出しになってくるんだよ。そういうことをされるのが大丈夫な人と、大丈夫じゃない人といるんだよね。親しくもないのにもろセクハラだ!かえって若いまあ若くもないけど40代ぐらいまでの人の方がまだ紳士的だと思うよ。
 男性諸君!気をつけよう。私も逆セクハラにならないように気をつけまーす。
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