結婚式に

2001/08/07
 あれは、旦那と私の結婚式に起きたハプニングでした。
 ゴールデンウイークのちょうど真ん中の1989年5月4日。私たちは旦那の故郷大口市にて結婚式を挙げたのですが、私の親の希望で、出水で白無垢を着て家を出て、大口に向かったのですが、ハコバンに乗って行ったのですが、40分くらいかかるので、私はかつらをはずし、美容見習の女の子と一緒に向かいました。
 美容院の先生は(先生って言うんだよね?)自分の車で私たちの後についていました。ところが、山道で私たちの車のスピードがおそかったのか、先生は追い越してさっさと行ってしまいました。
 まあ、現地に早く着くか遅く着くかだろうからと気にもとめてなかったのですが、会場の教会には先生の姿がありません。
 わたしは、かつらをはずされたままだったので、車から出るに出られなくて、美容見習の子もあせっていました。必死にわたしにかぶせようとしてくれるのですが、なかなかうまくいきません。
 わたしは、意を決して自分でかぶろうと思い、まるで、角隠しのかつらがヘルメットに見えてきて、ヘルメットをかぶるように頭を下にしながら、頭にすぽっと入れました。なんとか自分でかぶれました。式の時間が無くてバタバタとしましたが、式の途中で先生も会場に来ました。
 ほんとは、式が始まる前に先生にちゃんとしてもらいたかったのですが、間にあわず、いつただ乗っかってるかつらが落ちないかそれだけが、心配でした。先生は披露宴会場のホテルに直行していたのです。打ち合わせの時、確か、式と披露宴の会場は別ですから。って事伝えたはずなのに。
 でも、こんな経験もいい思い出かな。それと、白無垢で教会で式とはすごく、ミスマッチなんだけど、旦那がクリスチャンで私は無宗教なのですが、幼稚園がカトリック系の幼稚園だったので、やっぱり教会で式を挙げたいってのがあって、親がどうしても、白無垢で家から出したいって希望したので、時間があればウエディングで出来ただろうけどね。
 それと、誓いのキスなんてのはカトリックでは無いんだって。テレビであるようなのはカトリック以外の宗派みたいです。旦那はここ何年か教会に行ってないような気がしますが、本当に神様はいるのでしょうか。私が信じてるのは、先祖の霊が守ってくれるってことだけかな。
 それと、披露宴会場が最悪だった。
 ○○ホテルで披露宴の最中に5月とはいえ、冷房が無ければ暑いくらいの日だったのに、途中冷房がきかなくなり、暑いし、ケーキ入刀の時、出るはずのドライアイスのけむりがほとんど出ず、最悪だった。
 親の為の結婚式。私は普通の披露宴は嫌いだ。
 健太郎はどんな結婚式したいっていうかな。式を挙げないって言っても、彼女に相談しなさいって言うだろうな。どっちでもいい。でも、一番の心配は、普通に彼女できるかな。ずーっと独身で私たちが年老いても、一人でいたりして。ませてなくていいけど、おくても心配。タフな男になってほしいな。めげない、くさらない、おおきな心の男に。
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